ちゃんとしたい。


by sattyra1017

新しい不思議な旅へ


5月3日、渋谷WWW。amiinaがamiinAと改名しての再始動ライヴ。そのイベント自体の素晴らしさは色々なところで語られている通りです。L.E.D.、あら恋でわかった人力ダンスミュージックとの相性の良さ。いつも通りに持ち味を出した3776、ブクガの強さ。新しい熱を手に入れてきたコウテカ。アイドルネッサンスは終わらない成長期を感じさせてくれました(特に自分はデビューだったTIF以来のライヴだったので、驚きばかりでした)。

そして、amiinA。

このイベントはその名前が示す通り、旅をテーマにした仕掛けがいくつもあります。各出演者の出番前にはスクリーンに「1st destination is...」(最初の目的地は…)と表示されるし、会場に飾られたフラッグは公開直前の船のようです。そして何より水先案内人の存在。役者さんが登場して、訪れる目的地(アーティスト)を紹介します。「まず最初に立ち寄るのは3776メートルの山の麓に住む、一人の少女の世界…」というように。

その水先案内人は新しいamiinAを紹介する中に、こんなような一節がありました。

「赤い炎の少女は/その勢いを増し/やがて狼のようになりました/そんな少女のもとに/舞い降りた/白い鳥」

赤い炎の少女というのが、amiちゃんのことを指すのは、その性格や衣装のトレードカラーを知っている人であればすぐにわかります。ということは、白い鳥こそが、新しいメンバー。出番直前のムービーが投影され、2人がステージに現れる。1曲目は知らないイントロ。新曲! シンセのパッドが流れる。照明が当たる。新メンバーの姿がはっきりと映し出された瞬間、どきりとする。歌い出しは彼女から。澄んだ歌声が、まっすぐこちらに伸びてくる。

自分は言葉を失います。
まさに、白い鳥。

その後のamiinA新メンバー、miyuちゃんがいかに素晴らしく、チャーミングだったか。新しいステージに入ったamiちゃんがいかに力強く、美しかったか。ということについては、ツイッターはじめ、ネットの海ではいくらでも見ることができるはずです。

さらに、自分は付け加えさせていただきたい。ここまでイメージが共有できるアイドル、運営、ヲタが他にあるでしょうか。自分たちは白い鳥を求めていたわけではなかった。しかし、そこに白い鳥が現れれば、「これしかない!これが見たかった!」と感じることができる。「作家が読者にできる最大のサービスは、期待を裏切ることだ」と言ったのは筒井康隆だったような気がしますが、日本全国でこれを今、実現できてるのはamiinA周辺、wonder traveller!!!シーンだけのような気さえします。「あら恋」との対バンなんて予想もしなかったし、アーティストもファンも誰も期待していなかったでしょう。しかし、終わってみれば、「これしかない!これが見たかった!」としかやっぱり思えないわけです。これは単なる全肯定のようでいて、実は非常にシビアな、そして幸福な営みです。その幸福なシーンの中心がamiinAであり、その後に訪れるのであろう快進撃であるなら、こんなにすばらしいことはないでしょう。

さあ、あなたも一緒に不思議な旅へ。
スタートはできるだけ早く、がオススメです。
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# by sattyra1017 | 2016-05-07 00:07 | Comments(0)

2月13日に寄せて。

2月13日、土曜日、amiinaのライヴが行われた。脱退するかわいみいなのラストステージ。ここでもamiinaはやっぱり「らしく」て、節目だからワンマン、ではなく、ライムベリー、963、校庭カメラガール2、3776、そしてシークレットのデスラビッツというこれまで親交の深いグループとの対バン形式のライヴだった。しかも、お馴染みのコウテカ、3776、デスラビだけじゃなく、まだ日の浅い963や、主催ライヴでの共演経験のないライムベリーをブッキングするあたりも非常に、「らしい」。

要は節目のライヴでありながらも、現在と、それに続く未来しか見てないのである。

これで最後という実感がまったくわかない。チームamiinaの凄さは端的に言ってしまえば、そういうことだと思う。かわいみいなという片翼を失う瞬間であっても、その強さがある。だから、ライヴはあんなに熱かったし(ライムベリーのMiriちゃんが一番輝いてたのは、客演した「キーメーカー」だった)、ふたりが気合が入りつつも、リラックスしている(自信に満ちている)様子は頼もしくもあった。2回目の披露になる新曲「breathe」は咀嚼され、格段に良くなっていた。「canvas」での客のコーラスはこれまでで1番の音圧だった。言葉が届き、音が響く。それから、あみちゃん、みいなちゃんのふたりの手紙にはセレモニー感、言ってしまえば卒業式感がとても希薄だった。でも、それは感動が希薄だったということじゃない。目頭、熱くなったよ。

それは別れの悲しみや寂しさよりも、出発の祝福が勝っていたということなんだと思う。
デスラビ部長さんのスピーチが、よく会場に染み渡っていたのも、そういうことだと思う。

かわいみいなさん、おめでとうございます。
山井あみさん、おめでとうございます。
あなたたちの新しい出発を心から祝います。
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# by sattyra1017 | 2016-02-16 23:43 | Comments(0)

amiinaから、みいなちゃんの脱退が発表されました。12月の名古屋、それから2月の東京でのライブをもって、とのこと。

・かわいみいなより
http://bit.ly/1NzDarj
・スタッフより
http://bit.ly/1NzD6YF
・プロデューサー齊藤より
http://bit.ly/1NzDaYB

amiinaのライブを初めて見たのは、去年の秋。朝11時くらいの出番で、曲は3曲ほど。たしか、「RunBlue」「マインドトラベル」「drop」。もしかしたら「キーメーカー」もあったかもしれない。とにかく、僕は「drop」にやられてしまいました。音源で聴いていたはずなのに、曲のもつ静かな祝祭感がCDと同じレベルどころか、それ以上に表現されていて、ステージ上の2人は巫女か妖精かのような神々しさと可愛らしさで輝いていました。終演後、「これはすごい。間違いない」と確信して、書いてきたファンレターと自分のバンドの音源を渡しました。その時、齊藤プロデューサーと「amiina、名古屋に届いてるんですか?まじっすか?」「いやいや、これは届くべきものですよ!絶対に名古屋にお呼びします!」という話をしたのを覚えています。

amiちゃんとmiinaちゃんは、「名古屋?名古屋?しゃちほこだー!」とはしゃいでいました。
ピュアにもほどがあります。

その後、3月に自分の企画「白昼夢を二度見る」で名古屋へ呼ぶことが叶いました。アイドルはamiinaだけ。他は地元のインディバンド、というどう考えてもアウェーな雰囲気の中、amiinaとmembers(amiinaファンの総称)のみなさんは、いつも通りの最高のライブをしてくれたのでした。

その時、来てくれた方のテキストです。主催者よりも分かってる!うれしい!

https://note.mu/embed/notes/nac3128ea82af

(ちなみに対バンしたバンド勢も軒並みamiinaファンになりまして、第2回にお客さんとして共演者として参加してくれることになります)

第2回の「白昼夢を二度見る」は半年後、今年の9月に行いました。半年ぶりに会った2人は「しゃんとしてる」と思いました。顔つきのせいかもしれないし、姿勢のせいかもしれない。その前週には新潟での主催ライブ、平日は学校とかなりタイトなスケジュールを乗りこなしている彼女らは確実にタフになっていて、所作・振る舞いにそれがにじみ出ていました。特にmiinaちゃんはバンドT(キュウソネコカミ)を着て、明らかに前よりも自覚的に音楽を求めている感じがありました。そして時折、妙に大人びた表情をする時もありました。(ついさっき連絡があった名古屋バンドのパーカッション担当は「あぁ、みいなちゃん、寂しげな感じがあったよね」と言っていました。もしかしたら、その時すでに胸の中には期すものがあったのかもしれません。)

特別企画として、わがままを通させてもらい、「illumina」「drop」「I'm home」の3曲で共演させてもらいました。本当にありがとうございます。この時の写真も映像も音声も何も残っていません。素晴らしいと思います。

12月、東京での第3回「wonder traveller」はこれが2015年だったという完璧なラインナップでした。上昇気流が渦巻いていく新宿Reny、その中心にamiinaがいる。感極まるあみちゃんに、優しく包むようなみいなちゃん。美しく、調和のとれた名シーンですが、彼女たちのこれからがはっきりと分かれていく証拠となるシーンでもありました。涙ぐむあみちゃんに、「おいで」と声をかけるみいなちゃん。

迎えには、行かない。
一緒に涙を流したりも、しない。
「あみや他のアイドルさんを応援したいと思うようになりました」

思い出しながら泣けてきたので、このくらいにします。チームamiinaはずっと真摯であり続けました。卒業、というクリシェではなく、まっすぐ脱退と言ったみいなちゃん。単に本人の意思を尊重するだけでなく、「自分で考え、人生を切り開いていく年齢になったのだと思います」と彼女たちの成長を認めるスタッフさん(妹尾さん?)、「前のみを向いて突き進む。それがamiinaであって、それ以外に存在する理由がない」とチームamiinaのリーダーとして宣言した齊藤プロデューサー。

こんなことをこんな時に言うのはおかしいかもしれませんが、「amiina membersで良かった」と心から思います。地方の弱小零細企画の主催ですが、変わらぬ応援をすると誓います。また名古屋に呼びます。絶対に呼びます。きっとそのときは、僕らの予想をはるかに超えて、魔法をかけて、絵を描いて。


でもさ……… クソ寂しいよ!!

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# by sattyra1017 | 2015-12-23 10:46 | Comments(0)
唐突に1年は終わる。
なんとなく続いていた日常がふっと切断される。セレモニーがあって、通知表をもらう。中身を見てひととおり安心したりもする。これだってセレモニー、儀式だ。明日からの春休みだって僕にとってはひどく儀式的で、浮かれる気になれない。というよりも、浮かれる理由がない。友人からファーストフード・パーティに誘われるより早く、足早に僕は学校をあとにする。彼らが律儀にいてもいなくても変わらない僕にも声をかける。とりあえずその律儀さに感謝はしているが。

帰り道に思う。
儀式なんかじゃない。節目だから、浮かれたくないんだ。
自転車を漕いで、イヤフォンを耳に挿した。音楽は再生しなかった。自分の心が操られるような気がした。フラットにフラットに。春に変わりつつある、真っ青な空を見ながら、坂を登る。努めて、平静に。自宅に帰って、自分ひとりの部屋で、またはリビングで家族と、僕は努めて儀式的に振るまった。僕の儀式は滞り無く進み、風呂から上がり、ベッドに転がる。時刻は日付変更線を越えるころになっている。順調だ。ブルートゥースでつないだオーディオを再生する。DJ itunesがかける曲をなんとなく聞きながら、眠る。という次第の儀式。

しかし、その儀式は不意に中断された。DJが彼女の曲をかけたからだ。ピアノに導かれて、ストリングスが響く。溌剌として清らかなユニゾンのなかにある、ただひとつの声を僕は難なく聞くことができるようになっていた。日付変更線を越えるたびに、彼女は遠くなっていった。1年という節目が、そのことを一層痛烈にした。わけがわからない、と自分でも思う。空虚であれば、あるほど。不在であれば、あるほど、その存在は大きくなっていった。あいたい、と思った。歌っている彼女、踊っている彼女、もしくは、一度だけそうであったように、僕だけに笑顔を見せてくれた彼女、でも、あいたくない、とも思った。全部同じ思い出のようだし、すべて別人のようでもあった。歩んでいるのは完全に別の道なんだということがわかっているのに。

涙なんて出ない。
いつの間にか曲は終わっていた。重たくなるまぶたに逆らうことはせず、睡魔に身を任せた。新しい季節の予感は、眠りを柔らかくしてくれる。視界が暗くなると、自分の中に生まれた巨大な空白を大きく感じた。うまく表現できないが、これがどうにもならない寂しさとか、そういうものなのだろうかと思った。そして、いつかこの空白もなくなるのだろうか、と心配になった。

それはいやだな。






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# by sattyra1017 | 2015-04-19 23:43 | Comments(0)

イベントを主催します。

このたび、音楽イベントを主催することになりました。
日曜の昼間、小さなライヴホールでのライヴですが、非常に贅沢なメンバーが集まってくれました。
かなり出しきった感があります。よろしくおねがいします。

2015/3/22 (日)
新栄リフレクトスタジオ(6F)

「白昼夢を二度見る」
amiina(東京)
daphne.
溶けない名前
miiiia

Open / Start 13:00 / 13:30
Adv / Door 1000円

フロム東京amiinaさんたちはなんと名古屋初登場。そんな素敵なファーストタイム、一緒に体験しましょう。
予約はメール(sattyra1017@gmail.com)やコメント欄。ツイッター@sattyra1017まで。お待ちしています!
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# by sattyra1017 | 2015-02-05 23:38 | Comments(0)