2012年、アイドルポップス10選。 ーその1ー
2013年 01月 09日
誰も求めてないとは思いますが、もう僕にはこれしかないので、やります。
いかに去年のアイドルシーンが豊作であったか(そしてその大波はもう来ないだろうという一抹の淋しさを含めて)、お送りする2012年、アイドルポップス10選!
何せ10枚選んでも、旧譜が無いんだから、他のジャンルではあり得ないよホントに!
10位 「おいでシャンプー」/乃木坂46
乃木坂とは、中元日芽香である。
といっても、そんなメンバー知らんし。という反応がまぁ、一般的に知名度が高い乃木坂46といえど、普通だと思うのですが、自分にとっては乃木坂46を象徴するオモテの顔が生駒里奈(ショートヘアのセンターの子ね)であり、生田絵梨花(ハイスペック美少女。料理がまったく出来ないのをバラエティ番組で見た方もいるのでは)であり、白石麻衣(美人。ファッション誌でも見ますね)であるとするなら、ウラの顔であり、本質を表すのは、中元日芽香であり、衛藤美彩である。
彼女たちが象徴するものは何か。それは報われなさである。
2人ともルックスはとてもかわいい。中元さんはふんわりとした雰囲気に、人懐っこそうな笑顔が、王道アイドルという言葉を連想させるし、衛藤さんは、90年代半ばの女子アナのような清楚さと快活さのバランスがとても良い。さすがミスマガジンです。
歌やダンスのパフォーマンスが落ちるわけじゃない。なにせ中元さんは、あのASH(アクターズスクール広島)出身です。先に注目されたのは妹の中元すず香(可憐girls〜さくら学院)でしたが、がっちり広島でスキルは鍛えられています。
しかし、彼女らは今まで発表されているシングルを通して、選抜メンバーに入っていません。なぜこうも報われないのか。不透明な選考基準、さらにはメンバーの固定化・保守化が進んでいます。その上に、メディアなどで活躍するチャンスもなし、とくれば、将来への先行きに希望が見えるはずもなく。それでも、健気に「ここでがんばる」「自分はまだまだ努力が足りない」と書く選抜落選後のブログはメンバーの精神状態を心配してしまうレベルです。
乃木坂のコンセプトを「百合っぽさ」と秋元やすすは考えてるには間違いないのだけれど、もうひとつはこの薄幸さであると考えます。ギリギリです。「不幸そうな女の子が好き」なんて言ったら本気で軽蔑されかねません。
楽曲のレトロな80年代感。やすすの完全にズレてる歌詞。そして、基本のんびりな本人たちのキャラクターに、相反するような幸薄い現状。この全体を百合っぽさでコーティングする、という秋元康の中でも、最も狂った仕事になるだろうグループです。2013年も生暖かく見守りましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=C8mayjpzOVc
9位 「CITY」/ tengal6
現在は、Lylical Schoolに改名した清純派ヒップホップアイドルtengal6のファーストフルアルバム。前作「まちがう」のころは「あのtengaがスポンサー!」という強烈なキャッチーな宣伝文句の上に、さらにキャッチーなトラック、いい感じのいなたいラップ、という組み合わせにキュンキュンしていたのですが、今作では思った以上に正統派にビルドアップした6人の姿があります。
アルバムのインタールード的に挟まれている小芝居(?)に、アイドルということを意識させられます。ちょっと恥ずかしいんだけど、だんだんクセになる「苺のショート」のようなトリッキーな曲から、「プチャヘンザ」のド直球、迷いなしの超名曲まで、日本のポップスに新提案。ジャニーズはすぐに嵐の新曲をtofubeatsにオファーするべき。
リリカルスクールに改名後も「そりゃ夏だ!」「リボンをぎゅっと」とハズレなし高打率を続けています。音楽的にも思想的にも大きな影響力を持っていたまり仔さんの脱退が非常に残念なリリスクですが、もしかしたら100万枚売れるかも、という爆発力を持ったグループ。要チェキYo! yumiさん卒業制作がんばって!
http://www.youtube.com/watch?v=GVCFDFYrhjY&sns
いかに去年のアイドルシーンが豊作であったか(そしてその大波はもう来ないだろうという一抹の淋しさを含めて)、お送りする2012年、アイドルポップス10選!
何せ10枚選んでも、旧譜が無いんだから、他のジャンルではあり得ないよホントに!
10位 「おいでシャンプー」/乃木坂46
乃木坂とは、中元日芽香である。
といっても、そんなメンバー知らんし。という反応がまぁ、一般的に知名度が高い乃木坂46といえど、普通だと思うのですが、自分にとっては乃木坂46を象徴するオモテの顔が生駒里奈(ショートヘアのセンターの子ね)であり、生田絵梨花(ハイスペック美少女。料理がまったく出来ないのをバラエティ番組で見た方もいるのでは)であり、白石麻衣(美人。ファッション誌でも見ますね)であるとするなら、ウラの顔であり、本質を表すのは、中元日芽香であり、衛藤美彩である。
彼女たちが象徴するものは何か。それは報われなさである。
2人ともルックスはとてもかわいい。中元さんはふんわりとした雰囲気に、人懐っこそうな笑顔が、王道アイドルという言葉を連想させるし、衛藤さんは、90年代半ばの女子アナのような清楚さと快活さのバランスがとても良い。さすがミスマガジンです。
歌やダンスのパフォーマンスが落ちるわけじゃない。なにせ中元さんは、あのASH(アクターズスクール広島)出身です。先に注目されたのは妹の中元すず香(可憐girls〜さくら学院)でしたが、がっちり広島でスキルは鍛えられています。
しかし、彼女らは今まで発表されているシングルを通して、選抜メンバーに入っていません。なぜこうも報われないのか。不透明な選考基準、さらにはメンバーの固定化・保守化が進んでいます。その上に、メディアなどで活躍するチャンスもなし、とくれば、将来への先行きに希望が見えるはずもなく。それでも、健気に「ここでがんばる」「自分はまだまだ努力が足りない」と書く選抜落選後のブログはメンバーの精神状態を心配してしまうレベルです。
乃木坂のコンセプトを「百合っぽさ」と秋元やすすは考えてるには間違いないのだけれど、もうひとつはこの薄幸さであると考えます。ギリギリです。「不幸そうな女の子が好き」なんて言ったら本気で軽蔑されかねません。
楽曲のレトロな80年代感。やすすの完全にズレてる歌詞。そして、基本のんびりな本人たちのキャラクターに、相反するような幸薄い現状。この全体を百合っぽさでコーティングする、という秋元康の中でも、最も狂った仕事になるだろうグループです。2013年も生暖かく見守りましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=C8mayjpzOVc
9位 「CITY」/ tengal6
現在は、Lylical Schoolに改名した清純派ヒップホップアイドルtengal6のファーストフルアルバム。前作「まちがう」のころは「あのtengaがスポンサー!」という強烈なキャッチーな宣伝文句の上に、さらにキャッチーなトラック、いい感じのいなたいラップ、という組み合わせにキュンキュンしていたのですが、今作では思った以上に正統派にビルドアップした6人の姿があります。
アルバムのインタールード的に挟まれている小芝居(?)に、アイドルということを意識させられます。ちょっと恥ずかしいんだけど、だんだんクセになる「苺のショート」のようなトリッキーな曲から、「プチャヘンザ」のド直球、迷いなしの超名曲まで、日本のポップスに新提案。ジャニーズはすぐに嵐の新曲をtofubeatsにオファーするべき。
リリカルスクールに改名後も「そりゃ夏だ!」「リボンをぎゅっと」とハズレなし高打率を続けています。音楽的にも思想的にも大きな影響力を持っていたまり仔さんの脱退が非常に残念なリリスクですが、もしかしたら100万枚売れるかも、という爆発力を持ったグループ。要チェキYo! yumiさん卒業制作がんばって!
http://www.youtube.com/watch?v=GVCFDFYrhjY&sns
by sattyra1017
| 2013-01-09 23:17