ちゃんとしたい。


by sattyra1017

雑誌のこと


・CDジャーナル

表紙はコールドプレイ。
その上に特集の見出し「アバンギャルド!?」の文字が重なるのが面白い。ものすごく恣意的なものを感じます。

以前は、ただのCDカタログ雑誌(CDでーたのジャンルレス版)だと思っていたのに、ここ最近の記事の充実具合はいったいどういうことでしょう?(僕が気づいてなかっただけですか? ) ちなみに特集「アバンギャルド!?」の見開きリード文を担当しているのは北里義之。インタビューはスティーブ・ライヒ、ナスノミツル。充実しすぎ。

清水ミチコの記事も面白かったなぁ。

そんなアクの強い記事の中にあって、エルレガーデン活動休止に関しての記事も発見。あら意外、と思って読んでみるのだが、あまりに下手クソで、(悪い意味で)冷静さを欠いた文になっていたので、「あれっ?」と思い、誰が書いた記事なのかページの隅を見たらロッキンオンの高橋美穂であった。

なるほど、と思うと同時に深い嘆息。

日本のロックの現状を「イヤなら無視しろよ!」と言われるのも承知の上で嘆きまくる当ブログでありますが、日本のロックにおいて最も不幸なことって、それを語るメディアがまったくもって幼稚だ、ということかも知れませんな…。

「誰が何を言おうと音楽には関係なくね? 」という人が少なからず居ますが、僕としては「寂しいなぁ…」と思ってしまいます(気持ちは分かるし、僕も昔はそう思ってたけど)。

最近は、芸術にとって、批評は必要不可欠なものではないかと思います。少なくともその芸術が世に向かって放たれたものであるなら。
批評されることのない表現がどういう姿をとるのか? というのは今現在のエックス・ジャパン(特にヨシキ氏)の立ち位置、あの孤独さを見れば明白でありますね。


・ユリイカ/特集「マンガ批評」

今回の特集は前提条件とされてる本が多すぎて、タイトルのポップさに対して、かなぁりディープな内容。コマ割り論やら何やらには着いていけなかったものの、斉藤環による「よつばと!」における猫目表現の考察や、吉田アミによる「長い長いさんぽ」論は面白かった。特に、「長い長いさんぽ」(それから須藤真澄作品)はちゃんと語られることが少ない作品/作家であるので、しっかり読ませてもらいました。

須藤真澄は、非常に独創的なファンタジーを描く(おそらくルーツレゲエ好き、というのが関わっていると思う)作家としても、希有なひとだと思うので、みんなも読んだら良いですよ。
by sattyra1017 | 2008-06-28 17:03